気になった記事［080907〜0913/My nifty clipより］

日曜日のブログは、直近の１週間の中で、Nifty-Clipにブックマークした記事を見直しピックアップする…ということにしている「気になった記事」。このところ、何故か２回続けてWIRED VISIONからのピックアップになっているが、今週も選んだ結果…WIRED VISIONからになってしまった。

「今週気になった記事」、

文字を色で、香りを形で感じる人たち：「共感覚」と比喩 | WIRED VISION

『非凡な神経科学者であるV.S. Ramachandran氏は5月29日(米国時間)、『World Science Festival』の講演で、この共感覚を取り上げた』…ということを切り口に、その「共感覚」の本質を「比喩」とするも、「比喩」として表現される内容は、共感覚者にとっては文字通りの知覚体験だ…という内容を、アートよりの例で説明している記事。

文中、『芸術の本質は比喩だ、と言うことはできるだろう。また、比喩を使う人はこれを多用する。比喩とは、つながっていない認知現象を結びつけるのに便利な簡略表現なのだ』…という記述がある。読み進めるとどうも「抽象化」の脳力が関係しているとも…。
確かに「比喩」とするのは腑に落ちる。デザインの世界で言えば「見立て」と言い換えられる。「抽象化」や、「つながっていない認知現象を結びつける」という説明をとっても「デザイン」には不可欠の要素。

とはいえ、直方体の積み木を自動車に見立て、拾った葉っぱをお皿に見立て遊ぶなどは「幼児」の頃に経験済み…ということを考えると、誰にもあるものなのだ。得意、不得意、強い、弱いなど、現時点で発揮できるかどうか…の違いはあるのかもしれないが…。

意味が高まったところに「名前（名称=概念化）」が付くのは判るが、「メタボ」にしても「共感覚」にしても、あえて「単語化」することのメリットとデメリットがあると思うが、世の中は、どうもそういうことは気にしてないように思える。


■「My nifty clip」に今週［9月7日〜9月13日］追加したクリップ数＝70個(9月13日時点の総クリップ数＝3585個、非公開108個含む）。その中から、特に気になった記事に「markup」タグを追加し、コメント記入したものを掲載しています。
■markup記事の一覧はこちら「My nifty clipのmarkup記事」を。