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高校受験には3DCADが必要なのでは? [問題意識]

高校受験の年にあたる息子がいる我が家。0時に近くなった頃、唐突に「空間図形の意味がわからん!。立体が想像できない!」と質問が飛んで来た。見ると塾の問題のよう。

正四面体OABCの、辺OCを回転軸としてできる立体の体積を出し…云々…という類いの問題。

だからさぁ〜と紙に簡単なスケッチを書いて、1つめの問題の解説をする。…が、説明には納得したものの「まだ立体がイメージできない」とのこと。仕方がないので、手元にあったもう期限が過ぎて不要になった展覧会のDMに、フリーハンドで作図し、ハサミでチョキチョキ。簡単なペーパーモデルをつくり説明。なんとか理解した模様。

でも、次がやっかいだった。正八面体の各辺の中点を全て結んで出来る立体の体積…という設問そのものではなく、その「切り取られた立体」をイメージしてもらうのことが…。しまいには、見透かされて、3DCADで出来ないの?…ときた。

まったくぅ〜と言いながら、休日の深夜にRhinoを起動。正八面体を作るところから、ブーリアン演算で立体を切り取るまでのプロセスを見せながら説明する羽目に…。「おぉ、そういう訳ねぇ」と、人を使っておきながら、上から目線調の物言い。

口が滑って、確かこういう準正多面体も名前があったはずだけど忘れた…と言ってしまったところ、食い付かれてしまい、Wikiで検索。「へぇ、立方八面体というのかぁ…メモメモ…外接球の半径は、一辺を2とすると2!…まじで〜」と、また変なところに食い付いた。挙げ句、そのソフトでやってみてと。

IMG_00491.jpg


グリグリ動かしながら説明できる3DCADは、こういう立体図形の説明にはベストだし、家族のコミュニケーションという意味では良かったのかもしれないが、これを平日の夜にやられても、時間的に面倒見切れない。

先日、SolidWorksジャパンの社長さんから、ノルウェー(…と記憶)では、国の政策として、小学校にSolidWorksが導入されたと聞いた。文部科学省も、こういうところに予算を割くべきでは無いのか?。また、予算を割いてもすぐに教える人がいないのであれば、せめて進学塾が導入をすべきじゃないだろうか。立体への理解と興味が増すのは目に見えている。CADベンダーも本気で中学からの3DCAD導入への動きを検討して欲しいと思う。

最後には、「立方八面体ってデザインに使えんじゃない?」ときた。はいはい。ご助言、誠にありがとうございますぅ…って、もう寝ればぁ!。ふぅ〜。

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