ブログを新設しました:「デザインの視野角」 [ウォッチング]
当ブログ「Seeds of Design!」は、昨日より4年目に突入しました。この1ヶ月は情報環境の移行と今後の方針策定などに伴い、更新が滞りましたが、ようやくリセット完了いたしました。その一環で、昨日から「デザインの視野角」というブログを新規にスタートしました。ブログのサブタイトルは「デザイナー視点で切り取る、デキゴト、モノゴト、モノとモノ」とし、アイデアフラッシュに軸を置いた「Seeds of Design!」に対して、モノゴトの観察記録的な位置付けのエントリーで更新していく予定です。設置場所は残念ながらSo-netブログ内ではなくBloggerですが、お気に召すようであれば「Seeds of Design!」同様にブックマークしていただければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。
●デザインの視野角[デザイナー視点で切り取る、デキゴト、モノゴト、モノとモノ。]
●デザインの視野角[デザイナー視点で切り取る、デキゴト、モノゴト、モノとモノ。]
カリフォルニアのリンゴの木は、世界の水で実を赤くする [ウォッチング]
ケータイキャリアのビジネスは「鉄道会社型」なのだ。
鉄道ビジネスは、線路を敷設し、駅を作り、電車を走らせ、駅ビル隣接デパートや駅ナカを準備し、利用を喚起する。
ケータイビジネスは、ケーブルを敷設し、基地局を作り、情報を走らせ、コンテンツを準備し、利用を喚起する。
並べて書くとかなり似ている。とはいえ、ケータイの方が後発だから進んでいるようにも感じるが、実は歴史ある日本の鉄道会社の方に軍配が上がる。なぜなら、私鉄とJR等の異なる路線の相互乗り入れは当たり前だし、SuicaとPASMOも相互利用可能。駅や列車の中だけに人がいる訳ではないことを知っているから、周辺の土地開発やレジャー施設の準備にも余念がないのは、大昔から戦略的に行ってきたことだ。それに比べると"ケータイ列車"は閉じた路線の中を進んでいる。
「水は高い所から低い所に流れる」…情報もしかりだろう。本当に「雨降って地固まる」…という土地も世界にはあるのかもしれないが、通常は大地に染み入るか、それを超えると溜まり、オーバーフローすれば低きを目指して流れていくのだ。流れは小川、支流、大河へと続き、海へと続く。その後は蒸発して雲を呼び、恵の雨となってリンゴの木を潤し、赤く熟した美味しい実をつける。
iPod、iPhoneに続き、iPadは、線路でも道路でもないネットワークが運んで来たサイズ違いの器だ。このサイズ違いは、食卓で使われる食器同様に、盛れる料理の種類に関係してきてしまうのだが、何よりも重要なのは、器の材料や製法でなく、ユーザーにとって「恵の雨」を受け止められる器だったということ。今の時代、「プラットフォーム」はその名の通り、線路に沿って作っているだけでは満足されないどころか利用されなくなる。全ての雨が流れ込むように低い位置に、使っている気がせずに使えるものでなくては「プラットフォーム」にならないだろう。リンゴ屋さんが、流れる水の質感を表現し「Aqua interface」と称したGUIが、急に別の意味で戦略的に思えてきた。おまけに、世界から集まって来た雨が蒸発した水蒸気は「雲(クラウド)」になり、さらなる情報の雨を器に注いでくれる。カリフォルニアのリンゴの木からは、当分の間、熟した実が収穫できるだろう。
iPad…お盆のようだが、とんでもない器である。
鉄道ビジネスは、線路を敷設し、駅を作り、電車を走らせ、駅ビル隣接デパートや駅ナカを準備し、利用を喚起する。
ケータイビジネスは、ケーブルを敷設し、基地局を作り、情報を走らせ、コンテンツを準備し、利用を喚起する。
並べて書くとかなり似ている。とはいえ、ケータイの方が後発だから進んでいるようにも感じるが、実は歴史ある日本の鉄道会社の方に軍配が上がる。なぜなら、私鉄とJR等の異なる路線の相互乗り入れは当たり前だし、SuicaとPASMOも相互利用可能。駅や列車の中だけに人がいる訳ではないことを知っているから、周辺の土地開発やレジャー施設の準備にも余念がないのは、大昔から戦略的に行ってきたことだ。それに比べると"ケータイ列車"は閉じた路線の中を進んでいる。
「水は高い所から低い所に流れる」…情報もしかりだろう。本当に「雨降って地固まる」…という土地も世界にはあるのかもしれないが、通常は大地に染み入るか、それを超えると溜まり、オーバーフローすれば低きを目指して流れていくのだ。流れは小川、支流、大河へと続き、海へと続く。その後は蒸発して雲を呼び、恵の雨となってリンゴの木を潤し、赤く熟した美味しい実をつける。
iPod、iPhoneに続き、iPadは、線路でも道路でもないネットワークが運んで来たサイズ違いの器だ。このサイズ違いは、食卓で使われる食器同様に、盛れる料理の種類に関係してきてしまうのだが、何よりも重要なのは、器の材料や製法でなく、ユーザーにとって「恵の雨」を受け止められる器だったということ。今の時代、「プラットフォーム」はその名の通り、線路に沿って作っているだけでは満足されないどころか利用されなくなる。全ての雨が流れ込むように低い位置に、使っている気がせずに使えるものでなくては「プラットフォーム」にならないだろう。リンゴ屋さんが、流れる水の質感を表現し「Aqua interface」と称したGUIが、急に別の意味で戦略的に思えてきた。おまけに、世界から集まって来た雨が蒸発した水蒸気は「雲(クラウド)」になり、さらなる情報の雨を器に注いでくれる。カリフォルニアのリンゴの木からは、当分の間、熟した実が収穫できるだろう。
iPad…お盆のようだが、とんでもない器である。
登録さえも不要なPDF結合・分離Webサービス「I Love PDF」 [ウォッチング]
今日は、ちょうど欲していた内容を満たす記事を、100SHIKIさんで見つけた。
なんと素晴らしい企画とサービス!。事務所移転のため、作り直して印刷したブローシュアは、すでに展示会等で配布していたが、PDF化したものをWebからダウンロードしてもらう準備が出来ていなかった。ブローシュアは、Illusratorで作成したものだが、表と裏がそれぞれのファイルになっているので、そのまま書き出してしまえばPDFは2つになってしまう。手軽に1つのファイルに出来ればと思っていたところに見つけた記事だったので、早速試してみた。
まずはIllustrator側の「別名保存」での書き出し設定を、デフォルトから「Webに最適」に変更した。デフォルトの設定で書き出してしまえば軽く10MBを超えてしまうし、それでは、このサービスの制限をも軽くオーバーしてしまう。そういう事態を避けるために、PDFのデータサイズ減量をした。もともとはA3サイズ2つ折りのパンフ。それだとダウンロード後のプリントアウトニーズを考えた時にちょっと不親切?かと思い、A4横位置となるよう70%縮小してPDFをそれぞれ書き出した。後は、サイトの手順に従って、必要なファイルをアップロードし、マージ(合体)させるだけ。なんとイージー!。
業務内容やデザインワークについてのコンセプト、事例も若干ですが掲載してありますので、ご興味のある方はダウンロードしていただければ幸いです。
●Tetsutaro Design brochure is available for download.
ブラウザだけでPDFファイルの結合・分離ができるシンプルツール『I Love PDF』 - 100SHIKI ~
I Love PDFはブラウザだけでPDFファイルの結合・分離ができるツールだ。扱えるPDFのサイズ制限などもあるが、ユーザー登録も不要だし、覚えておいて損はないだろう。実際試してみたところ、日本語のPDFでも問題なさそうだ。
なんと素晴らしい企画とサービス!。事務所移転のため、作り直して印刷したブローシュアは、すでに展示会等で配布していたが、PDF化したものをWebからダウンロードしてもらう準備が出来ていなかった。ブローシュアは、Illusratorで作成したものだが、表と裏がそれぞれのファイルになっているので、そのまま書き出してしまえばPDFは2つになってしまう。手軽に1つのファイルに出来ればと思っていたところに見つけた記事だったので、早速試してみた。
まずはIllustrator側の「別名保存」での書き出し設定を、デフォルトから「Webに最適」に変更した。デフォルトの設定で書き出してしまえば軽く10MBを超えてしまうし、それでは、このサービスの制限をも軽くオーバーしてしまう。そういう事態を避けるために、PDFのデータサイズ減量をした。もともとはA3サイズ2つ折りのパンフ。それだとダウンロード後のプリントアウトニーズを考えた時にちょっと不親切?かと思い、A4横位置となるよう70%縮小してPDFをそれぞれ書き出した。後は、サイトの手順に従って、必要なファイルをアップロードし、マージ(合体)させるだけ。なんとイージー!。
業務内容やデザインワークについてのコンセプト、事例も若干ですが掲載してありますので、ご興味のある方はダウンロードしていただければ幸いです。
Tetsutaro Design brochure
●Tetsutaro Design brochure is available for download.
83歳だけど、ノートPC&パワポでプレゼン! [ウォッチング]
昨夜、六本木AXISギャラリーにて行われた、JIDA(社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)の「2010年賀詞交換会」。ゲストスピーカーとして来ていただけたのは、ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生。
専門用語を極力使わず、ゆったり、やわらかく、でも熱っぽく、物理学の視点から「宇宙の輪廻」について1時間強話して下さった。
83歳になられているので、杖をつきながらの登場ではあったものの、ノートPC&パワーポイントで、ポインターも使いつつ…は、過去数えきれないくらい、学会などでプレゼンをされてきていることが判る、とても手慣れたプレゼンテーション。
自分の尻尾を、時計で言うと12時あたりでくわえて円状になってる蛇の図は、6時の位置に人間がいる。5時、4時とスケールが大きくなり、1時の位置が宇宙物理が解き明かそうとしてるスーパーマクロな世界。7時、8時とスケールが小さくなり、11時の位置が、素粒子物理が解き明かすスーパーミクロの世界。それが12時の位置でつながるのはなぜか…からの話しは、とても判りやすかった。
最後に、「何かを成そうと思った時に年齢は関係ない!…」とのお言葉からは、強さが伝わった。
その後の、懇親会は約70名の会員、賛助会員、招待者、一般の方…と、例によって年齢層は高め、女性少なめ…というJIADテイストではあったけれど、久しぶりにお会いできた方等、いろいろな話しができて有意義でした。
●小柴昌俊 - Wikipedia
専門用語を極力使わず、ゆったり、やわらかく、でも熱っぽく、物理学の視点から「宇宙の輪廻」について1時間強話して下さった。
83歳になられているので、杖をつきながらの登場ではあったものの、ノートPC&パワーポイントで、ポインターも使いつつ…は、過去数えきれないくらい、学会などでプレゼンをされてきていることが判る、とても手慣れたプレゼンテーション。
自分の尻尾を、時計で言うと12時あたりでくわえて円状になってる蛇の図は、6時の位置に人間がいる。5時、4時とスケールが大きくなり、1時の位置が宇宙物理が解き明かそうとしてるスーパーマクロな世界。7時、8時とスケールが小さくなり、11時の位置が、素粒子物理が解き明かすスーパーミクロの世界。それが12時の位置でつながるのはなぜか…からの話しは、とても判りやすかった。
最後に、「何かを成そうと思った時に年齢は関係ない!…」とのお言葉からは、強さが伝わった。
その後の、懇親会は約70名の会員、賛助会員、招待者、一般の方…と、例によって年齢層は高め、女性少なめ…というJIADテイストではあったけれど、久しぶりにお会いできた方等、いろいろな話しができて有意義でした。
●小柴昌俊 - Wikipedia
ニュートリノ天体物理学入門 ― 知られざる宇宙の姿を透視する (ブルーバックス)
- 作者: 小柴 昌俊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/11/21
- メディア: 新書
やっぱり気になる!…Pocket WiFi [ウォッチング]
年末から気になってるのがイーモバイルの『Pocket WiFi(D25HW)』。購入当初から外出時のノートPC用モデムと化しているTouch Diamond(S21HT)から、切替えようか…と思いつつ、年を越してしまった。
すぐにユーザーになった人は、やはりゲーム機やiPod touchユーザーさんだろうか。充電のことを考え、USBスティック型にした…という声も聞いた。ノートPCとUSBケーブルでモデムとして接続している時は充電できないようだけれど、Windowsの起動が遅いことにイライラする時などは、こっちの方がストレスフリーだろう。
発売が延期になってしまっている『eneloop stick booster』も、サイトを見ると、発売日は1月21日とあり、こちらも持ち運びの際に邪魔にならないサイズだから、Pocket WiFi のお供にしておく手もある。ん〜時間を見て本気でチェックしてこよう!。
話しは変わって…
年末、高1になる息子が「2年経ったから機種変更!」と訴えてきたので、auショップに2人で出かけた。09年の春夏モデルあたりから選びたかったようだが、秋冬モデルを含めてもまったく気に入る機種が無い…と。理由を聞くと、テレビのブランド名(ロゴ)が大きすぎてうざい!&カラーがダサダサ(彼の趣味と異なる)…とのこと。カメラ機能が高く、シンプルなものを探していた触手は、iidaの棚の前に。深澤さんデザインの「PRISMOID」のグリーンに手を伸ばし、デザインはこれが一番!…でもカメラ197万画素はあり得ない!…これが800万画素だったら〜〜と未練タラタラ。結局優柔不断くんは機種変更せず…でした。
すぐにユーザーになった人は、やはりゲーム機やiPod touchユーザーさんだろうか。充電のことを考え、USBスティック型にした…という声も聞いた。ノートPCとUSBケーブルでモデムとして接続している時は充電できないようだけれど、Windowsの起動が遅いことにイライラする時などは、こっちの方がストレスフリーだろう。
発売が延期になってしまっている『eneloop stick booster』も、サイトを見ると、発売日は1月21日とあり、こちらも持ち運びの際に邪魔にならないサイズだから、Pocket WiFi のお供にしておく手もある。ん〜時間を見て本気でチェックしてこよう!。
話しは変わって…
年末、高1になる息子が「2年経ったから機種変更!」と訴えてきたので、auショップに2人で出かけた。09年の春夏モデルあたりから選びたかったようだが、秋冬モデルを含めてもまったく気に入る機種が無い…と。理由を聞くと、テレビのブランド名(ロゴ)が大きすぎてうざい!&カラーがダサダサ(彼の趣味と異なる)…とのこと。カメラ機能が高く、シンプルなものを探していた触手は、iidaの棚の前に。深澤さんデザインの「PRISMOID」のグリーンに手を伸ばし、デザインはこれが一番!…でもカメラ197万画素はあり得ない!…これが800万画素だったら〜〜と未練タラタラ。結局優柔不断くんは機種変更せず…でした。
「画家・犬塚勉さん」記事へのアクセス数 [ウォッチング]
今日は、2ヶ月前に書いた『NHK日曜美術館「私は自然になりたい 画家・犬塚勉」を見て』というエントリーへのアクセス数が顕著だった。今朝のNHKの日曜美術館で再放送があったからだ。
過去の記事に1日で250を超える訪問者数があることは、ほんとうに稀。「犬塚勉」という検索ワードから、当記事をクリックした数も150を越え、「犬塚」で23、「勉」で13となっていた(23:30現在)。累計でも1つの記事への閲覧者が2500を軽く超えてきたのを見ると、放送を見た人達が、それぞれの「何か」…を感じ検索した結果…ということなのだから、全体としては相当な感動の数だったのだろう…と思う。再放送を改めて見て、無数の「命」が宿り営みが繰り返される自然…それらを育む大地と水…その根源である地球を含む宇宙…までつながる「感触」を絵筆に込めたのだなぁ…としみじみ感じた。
過去の記事に1日で250を超える訪問者数があることは、ほんとうに稀。「犬塚勉」という検索ワードから、当記事をクリックした数も150を越え、「犬塚」で23、「勉」で13となっていた(23:30現在)。累計でも1つの記事への閲覧者が2500を軽く超えてきたのを見ると、放送を見た人達が、それぞれの「何か」…を感じ検索した結果…ということなのだから、全体としては相当な感動の数だったのだろう…と思う。再放送を改めて見て、無数の「命」が宿り営みが繰り返される自然…それらを育む大地と水…その根源である地球を含む宇宙…までつながる「感触」を絵筆に込めたのだなぁ…としみじみ感じた。
PCを使えるシニア層こそ、行楽の秋はiPod nanoだ [ウォッチング]
ジョブス氏の復帰は新型iPodのプレゼン。いくつもの発表があった中では、iPod nanoがよく見えた。動画撮影、FMチューナー内蔵、ライブポース機能、歩数計…と内容の充実が目を引く。また、視聴だけでなく、ICレコーダー機能でボイスメモにもなるのだ。そう見ていくと、内容もさることながら、これらの機能を含めた「サイズとボリュームの実現」が一番の顧客価値なのでは…と感じた。
カラー展開や「Nike + iPod Sport Kit」などからすると、一見40-歳代くらいまでのユーザー層が見えてくるけれど、操作性やFM受信等は、PCが使えるシニア層へは、かなりお薦めできる内容に思える。
75に近くなってきた私の母親なども、そこそこの画素数のあるデジカメ機能付きケータイで、趣味の集まりやら、旅行やらを撮影して楽しんでる。なんせシャッターを押せばいいだけだから。本格的なデジカメは難しく思ってしまう人でも、ケータイであれば気楽なのだろう。こういう私の母親的ユーザーが、音楽もケータイで楽しんでるか…と言えば、それは活用してない人が多い。やはりそこは操作面でも敷居が高いようだ。でも、こういう世代の人には、家族のだれかがちょっとヘルプしてあげて、落語でもクラシックでも、好んでいるCDを預かって、iPodに入れてあげればいのだ。そこさえやってあげればかなり楽しめるだろう。
行楽の秋でもあるし、敬老の日も近い。メッセージを入れたiPod nanoをシニア層へのプレゼントに…なんて、いいかもしれない…と思う。
新型iPod nanoやiPod touchの魅力は? 速攻フォトレビュー(PCオンライン)
カラー展開や「Nike + iPod Sport Kit」などからすると、一見40-歳代くらいまでのユーザー層が見えてくるけれど、操作性やFM受信等は、PCが使えるシニア層へは、かなりお薦めできる内容に思える。
75に近くなってきた私の母親なども、そこそこの画素数のあるデジカメ機能付きケータイで、趣味の集まりやら、旅行やらを撮影して楽しんでる。なんせシャッターを押せばいいだけだから。本格的なデジカメは難しく思ってしまう人でも、ケータイであれば気楽なのだろう。こういう私の母親的ユーザーが、音楽もケータイで楽しんでるか…と言えば、それは活用してない人が多い。やはりそこは操作面でも敷居が高いようだ。でも、こういう世代の人には、家族のだれかがちょっとヘルプしてあげて、落語でもクラシックでも、好んでいるCDを預かって、iPodに入れてあげればいのだ。そこさえやってあげればかなり楽しめるだろう。
行楽の秋でもあるし、敬老の日も近い。メッセージを入れたiPod nanoをシニア層へのプレゼントに…なんて、いいかもしれない…と思う。
杖をついて歩くおばあさんとケータイ [ウォッチング]
先日、帰宅時、商店街から自宅のある方角へ道を折れて歩く先に、腰を曲げ、杖をついて一歩一歩ゆっくり歩くおばあさんが視界に入った。住宅街に入っているので、街路灯はあるものの商店街のように明るくない。20メートル、15メートル…と距離が縮まると、80歳は超えているであろう雰囲気と、買い物袋を片手にもって、空いた手で杖をついて…という、とてもゆっくりした歩みであることが、後ろから見ていても判った。
…と、急におばあさんが止まった!。
距離は10メートル弱。あれっ、そのまま動かない。…急に具合でも悪くなったのだろうか…声を掛けた方がいいのか…と思いながら、距離は縮み3メートルほど。横を通り過ぎながら確認して…とスピードを緩めて横目で確認…。
…えぇ!、ケ、ケータイ!(ココロの中の声)。
具合が悪いのでは無かったので一安心。…でも見ると買い物袋と杖のストラップをそれぞれの手にかけたまま、少し曲げた膝の上辺りに両方の手首を載せたポーズのままキーを打っている。
…メ、メール!!。
う〜〜ん、そんなに急にメールしなくてはならない相手だったのだろうか。お帰りになって、一息ついてからメールしてはどうですか?…とは言えなかった。通り過ぎて20メートルほど行ったところで気になって振り向くと、まだメール中だった。
以前、ユニバーサルデザイン関連のセミナーで、シルバー世代の方の生活の解説があった際「60歳以降の方の体力や好奇心は個人個人で全く異なる」と聞いたことを想い出した。2009年時点で80歳を超えている方で、歩きながらメールを打てる人がどの程度おられるのか…は不明だけれど、30,40歳代の人の視力よりは衰えがあることは事実だ。立ち止まってメールしてる場所がもっと暗がりだったら、走ってくる自動車からも視認しにくいだろう。だとしたら、ちょっと危険だ。
ふと思う。シニア向けケータイには、ある程度の時間点灯可能なライティングの機能を搭載した機種があってもいいのではないか…と。駅からの夜道、道路の段差など、足下が明るくなるような…。ん、提灯?…、あぁ、もうすぐお祭りね。…ん、提灯!。そうだ、杖のメーカーとコラボレーションして、セットでケータイを考えてもいいのかもしれない。グリップの先に、簡単に引っ掛けられて、提灯を手に持ってるように、足下を照らしてるなんて悪くないかも。
…とはいえ、それには有機ELライティングの省電力なデバイスが欲しいところ。それにはあと数年待たないとならない。時代劇などで目にする提灯を手にして歩くシーンに、有機ELライティングと、ストラップでぶら下がるケータイがオーバーラップしてしまった夜だった。
…と、急におばあさんが止まった!。
距離は10メートル弱。あれっ、そのまま動かない。…急に具合でも悪くなったのだろうか…声を掛けた方がいいのか…と思いながら、距離は縮み3メートルほど。横を通り過ぎながら確認して…とスピードを緩めて横目で確認…。
…えぇ!、ケ、ケータイ!(ココロの中の声)。
具合が悪いのでは無かったので一安心。…でも見ると買い物袋と杖のストラップをそれぞれの手にかけたまま、少し曲げた膝の上辺りに両方の手首を載せたポーズのままキーを打っている。
…メ、メール!!。
う〜〜ん、そんなに急にメールしなくてはならない相手だったのだろうか。お帰りになって、一息ついてからメールしてはどうですか?…とは言えなかった。通り過ぎて20メートルほど行ったところで気になって振り向くと、まだメール中だった。
以前、ユニバーサルデザイン関連のセミナーで、シルバー世代の方の生活の解説があった際「60歳以降の方の体力や好奇心は個人個人で全く異なる」と聞いたことを想い出した。2009年時点で80歳を超えている方で、歩きながらメールを打てる人がどの程度おられるのか…は不明だけれど、30,40歳代の人の視力よりは衰えがあることは事実だ。立ち止まってメールしてる場所がもっと暗がりだったら、走ってくる自動車からも視認しにくいだろう。だとしたら、ちょっと危険だ。
ふと思う。シニア向けケータイには、ある程度の時間点灯可能なライティングの機能を搭載した機種があってもいいのではないか…と。駅からの夜道、道路の段差など、足下が明るくなるような…。ん、提灯?…、あぁ、もうすぐお祭りね。…ん、提灯!。そうだ、杖のメーカーとコラボレーションして、セットでケータイを考えてもいいのかもしれない。グリップの先に、簡単に引っ掛けられて、提灯を手に持ってるように、足下を照らしてるなんて悪くないかも。
…とはいえ、それには有機ELライティングの省電力なデバイスが欲しいところ。それにはあと数年待たないとならない。時代劇などで目にする提灯を手にして歩くシーンに、有機ELライティングと、ストラップでぶら下がるケータイがオーバーラップしてしまった夜だった。
「Dyson DC12」の電源が急に入らなくなってしまった件 [ウォッチング]
2007年暮れに『大掃除を前に「Dyson DC12」のホースが裂けてしまった件』というエントリーを書いた。2004年、発売当初から使っているダイソンの話し。
あれから、早1年と9ヶ月。今度は手元のスイッチを入れても、動かなくなってしまった。そう言えばスイッチの近くにある電池をまったく交換してないなぁ…と思い、交換してみるものの、やっぱり動かない。
…そんな折り、深夜にテレビを付けると、テレビ朝日の通販番組では「ダイソンDC26の数量限定特価!」…とやっている。デザインは継承しつつも、機能やコンパクトなボディへの進化のプレゼンテーションを見ていたら「DC12は十分働いた!…とすればそろそろ…」などと見切りを付けそうになってきたが、「話そうダイソン 買う前も、勝った後も」というサポート体制の話しの段になって、思いとどまった。「まずは電話してみよう」…と。
結果的に、週末土曜日に宅配業者がピックアップに来てくれて、本日(火曜日)めでたく退院。後で知ったのだけれど、ダイソンのサイトを見ていたら『DC12の電源コード及びプラグに関するご注意点』というPDFがありました。うちのダイソンはまさにこれでした。今年で5年目になるDC12ですが、まだもう数年は働いてもらえそうです。今回の「話そうダイソン」は好感が持てました。電話口のお姉さんも丁寧でしたし。我が家では「次の掃除機もダイソン」…で基本合意に達してます。
あれから、早1年と9ヶ月。今度は手元のスイッチを入れても、動かなくなってしまった。そう言えばスイッチの近くにある電池をまったく交換してないなぁ…と思い、交換してみるものの、やっぱり動かない。
…そんな折り、深夜にテレビを付けると、テレビ朝日の通販番組では「ダイソンDC26の数量限定特価!」…とやっている。デザインは継承しつつも、機能やコンパクトなボディへの進化のプレゼンテーションを見ていたら「DC12は十分働いた!…とすればそろそろ…」などと見切りを付けそうになってきたが、「話そうダイソン 買う前も、勝った後も」というサポート体制の話しの段になって、思いとどまった。「まずは電話してみよう」…と。
結果的に、週末土曜日に宅配業者がピックアップに来てくれて、本日(火曜日)めでたく退院。後で知ったのだけれど、ダイソンのサイトを見ていたら『DC12の電源コード及びプラグに関するご注意点』というPDFがありました。うちのダイソンはまさにこれでした。今年で5年目になるDC12ですが、まだもう数年は働いてもらえそうです。今回の「話そうダイソン」は好感が持てました。電話口のお姉さんも丁寧でしたし。我が家では「次の掃除機もダイソン」…で基本合意に達してます。
dyson DC26turbinehead complate サテンブルー DC26THCOM
- 出版社/メーカー: Dyson (ダイソン)
- メディア: ホーム&キッチン
宇宙エレベーターで宇宙へ! 青木義男教授の挑戦 [ウォッチング]
4月のエントリー『8学科合同の講師懇談会と宇宙エレベーター協会』内でピックアップした、日大理工学部の青木義男教授の試みが、本日(9月6日)午前10:00からWOWOWで放映されている「QUEST クエスト〜探求者たち〜」にて「宇宙エレベーターで宇宙へ! 青木義男教授の挑戦」というタイトルで放送される…とのこと(再放送は9月19日午前9:00)。
放映に先立って行われたインタビュー記事が、日経ビジネスオンライン『ただの夢じゃない「宇宙エレベーター」』として掲載されていました。ご興味のある方はWOWOWにて視聴ください。
●宇宙エレベーターとは | JSEA 一般社団法人 宇宙エレベーター協会
放映に先立って行われたインタビュー記事が、日経ビジネスオンライン『ただの夢じゃない「宇宙エレベーター」』として掲載されていました。ご興味のある方はWOWOWにて視聴ください。
●宇宙エレベーターとは | JSEA 一般社団法人 宇宙エレベーター協会
軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: 石原 藤夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/05
- メディア: 文庫