プラマイゼロ平野社長インタビュー記事 + 深澤さん寄稿文

pdweb.jpの特集で『デザイン家電 Part5 : 深澤直人氏デザインの「±0」シリーズ』がアップされていた。

pdwebの質問に、平野社長が応えるスタイル。記事の小見出しは、「±0の立ち上げのきっかけ／±0が選んだ流通スタイル／モノのあるべき形を見つけ出す／±0のこれからの展開」と続く。『アッシュコンセプトのブログ::パリから・・・』で、”Maison & Objet”会場に「±0」が出展していて、深澤さん、平野さんも来られていた…とあったので、本格的な海外進出が始まったのだなぁ…と思っていたのだが、そのあたりのことにも触れている記事となっている。

印象に残ったのは、『（略）…日々の行動や空間をつぶさに観察していく、キョロキョロ見ていく中で、「あれ？　ここはぎこちなくないか？」「ここはギャップがないか？」というところを見つけるところから始まります…（略）』…という箇所。
デザイナーの多くが感じてる「気持ちのいい感覚」は、そのまま量産になることは少ない。さまざまな要因で、残念ながら歪んでしまうモノの方がマーケットに多く見られる。一瞬だけ輝きさえすればそれでOKというふうに…。そういう中、事業主体主側のスタンスとビジネスモデルが、ロングライフを志向する±0には、とても共感を抱いている。

記事最後に掲載されている深澤さんの寄稿文にも、そのことが書かれていた。
『道具に徹するということ、そんな単純そうなことでも今の時代のモノ作りには難しい。…（略）…単純によいものをよいデザインで世に出していくということが実は易しくない。デザインという定義が複雑になりすぎてしまったのかもしれない』…と。今の日本のデザインやモノ作りの問題は、全てここに集約されている。これは私も同感だし、実感だ。「誰に」対して「何を」約束するのか…。ブランディングのコアとビジネスモデルはどうすべきか…等々。考えていく上でのヒントになる。

深澤直人氏デザインの「±0」シリーズ :: pdweb.jp

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