SCS Designers Forum 2007 [ウォッチング]
東京コンファレンスセンターで、開催された「第四回 SCS Designers Forum 2007(主催:住商情報システム)」に昼過ぎから出かけた。
セミナー会場入口手前には、各ソフト、ハードベンダーさんの展示が行われている。開演時間の15分ほど前に到着できたので、仕事上関係のあるエヌテクノロジーさんのブースにて、リアルタイムレンダラーソフトの「nStyler2.0」を見せてもらう。
version 1の時に比べて、インターフェースもだいぶ洗練されきた印象の画面だけでなく、新しいレンダリングエンジンの搭載から、光源機能の拡張など、高機能化しつつ、使い勝手も上がっているのがよくわかる。上の画像はversion 1の時のものなので、これより更に多彩な表情のモデルが、来場者の方達の前でくるくる回っていた。
前置きが長くなってしまった。本当は懇親会まで出席したかったが、仕事上やむなく、最後のパネルディスカッション前で、失礼させていただいた。
セミナートップは「シャープAVシステム事業本部デザインセンター」でのデジタル環境導入の話。デザインにとっての3つのC(Concept / Create / Communication)の内、Communication要素への2DCAD導入を皮切りに取組まれた事例を、「Long Long Way to 3D」と題して、時系列で紹介された。
次は「スバル商品企画本部デザイン部」でのビジュアライズの取り組み事例。デザイン、モノ作りプロセスへのデジタル環境導入が早かったこと。部内から部外へとコミュニケーションのために拡張するデジタル環境でのデザイン支援…その内容は興味深かった。また独自にツールを徹底活用している例として、アマナさん協力のもと、HDRI画像を撮影しに出かけていったことなどが紹介された。
休憩を挟んで、HPのワークステーションの紹介後、デザイナー奥山清行さんの講演。
フェラーリ、マセラティ、山形工房での事例を題材に、デジタル環境と、手のひらで感じて作るモノ作り…その両方の環境の重要さや、スタンス、フィロソフィーへと話は展開。ブランディング、デザインテーマの設定からビジネススタイルへと、イタリア、日本の環境の違いも含め充実した内容でした。
時間が来てしまい、ここでやむなく退席しました。
他の皆さんはきっと懇親会も楽しまれたのでしょう。ん〜、残念。
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