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いざ武蔵野美術大学へ!…「ディーター・ラムスの時代」 [プロダクトデザイン]

土曜日の今日は、朝から社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)東日本ブロックの平成21年度予算案の調整。少々手間取ったが、なんとか昼前には目処をつけ、時間を気にしつつ、いざ、武蔵野美術大学へ!。

目的は、府中市美術館にて開催されている、ドイツのプロダクトデザイナー、ディーター・ラムス氏の展覧会「純粋なる形象ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考」の開催記念したシンポジウム。その会場となっていたのが、武蔵美…というわけ。無料だけれど先着順…とのことで、会場時間13:30になる前に…と急いだ。着いたのは13:15頃。とはいえ…すでに列は長蛇に。友人、知人、教え子等々、知った顔もちらほら。

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補助席も準備されるほど詰めかけたオーディエンス。シンポジウムは、柏木博さんの司会によりスタート。同大学名誉教授の向井周太郎さんのプレゼンにつづき、デザイナー佐藤 卓さんがプレゼンを行い、その間にフランクフルト応用美術館展覧会ディレクターであるクラウス・クレムプさんがコメントを挟むスタイル。

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ラムス氏が、そんなに長く続くとは思わなかったが、現代でも有効に機能している…という「デザインの10か条」の話しや、チームクリエイションの話し等々…。若い世代に託したい…という、強てピュアで明瞭なメッセージの数々。「(必要なのは)マス・プロダクトではなく、クオリティ・プロダクトだ…と企業のトップへ言い続けた」と語っていた内容が印象深い。「全う」…そう、デザインにとっての全うなスタンスとプロセス。現代において考慮されるべきは「全うさ」なのだな…と実感。後方の座席だったのですが、ラムス氏の人間力を感じたとても有意義な2時間でした。

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帰りは、桑沢デザインを数年前に卒業した元教え子の数人と一緒に、西武線鷹の台駅まで、玉川上水沿いの緑道を歩いた。こういう環境が身近にあるのは、羨ましい。
のども乾いたので、線路沿いのカフェにて、みんなで休憩。…すると、店先のワゴンにMUJIの深澤直人さんデザインの壁掛けCDプレーヤーが、CDの入ったボックスに寄りかかりながら鳴っていました。「ディーター・ラムスの時代」開催記念シンポジウムの帰りに、生活にとけ込んでいるグッドデザインのさりげなさと出合えるとは…心地良い偶然でした。生ビールも美味しかったですが…。

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そうそう、会場で声を掛けられた明星大学で教鞭をとられている浅井先生が言ってましたっけ。良品計画のデザイナーの皆さんも会場前列に来てますよ…と。

展覧会会期は、7月20日までです。数回は見に行きたい…と思っています。

純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代—機能主義デザイン再考:府中市美術館

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