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8学科合同の講師懇談会と宇宙エレベーター協会 [ウォッチング]

一昨日の月曜日、非常勤講師を務める日本大学芸術学部全体の講師懇談会なるものが開催された。例年だと「学科ごと」に行っていたものが、今年度は(たぶん初めて?)8つの学科が合同で行った。当然場所は広いところでなくてはならず、新宿の「ハイアットリージェンジー東京」とのこと。あやうく「ハイアット」つながりから、自然と足が「パークハイアット東京」に向いそうになってしまう。デザイン系のイベントや展覧会が行われることが多い「リビングデザインセンターOZONE」がパークハイアットの隣りにあるので「ハイアット」と聞くとそちらの方に馴染みがあったためだ。

18時からの懇談会の前には、コース別の打合せがあり、インダストリアルデザインコースのカリキュラム会議と、PCを使うカリキュラム会議の両方に出席。PCの方ではネットワークに関する変更、問題点の確認と対策についてが主なテーマ。インダストリアルデザインの方では、時代に呼応するように増えてしまっているカリキュラム数(選択含め)と、学生の資質、方向性とのマッチングをどう見定め、アドバイスするのか…という点について、カリキュラムマップや、卒業生の将来(就職先のバリエーション等)などから意見交換。

予定されていた時間はあっという間に過ぎて、懇談会へ。…で、予想はしていたけれどびっくり!。

日芸には8つの学科がある。写真学科、映画学科、美術学科、音楽学科、文芸学科、演劇学科、放送学科、デザイン学科というふうに。そのため、立食バーティーの会場には、欠席の先生もいるのだけれど、専任講師、教授、私のような非常勤講師含め約600人を超える先生達!。圧倒されました。授業は今週からスタートなので、始まってしまうと曜日が異なり、なかなか顔を合わせられない先生もいるので、こういうコミュニケーションの機会は貴重な時間。

そんな中、インダストリアルデザインコースでも授業を持っておられる日大理工学部の青木義男教授から「えっ?」と思うような話しを聞くことができた。「宇宙エレベーター協会が立上がったんですよ…」と。
理工学部が40年を超える時間を費やしてきた「人力飛行機」に継ぐ学生プロジェクトとして、「SE(Space Elevator)」を掲げた…という内容。ロケットやスペースシャトルでなく、将来的にはエレベーターで宇宙へ行く…という、最新作のガンダムでもストーリーに取上げられたテクノロジー。三菱や日立などが保有するエレベーターの技術は世界でもトップクラス。カーボンナノチューブに代表される技術も日本にはアドバンテージがあり、今日明日にはもちろん達成できないテクノロジーの集合体だけれど、そこを最終目標にすることで、派生する技術開発や問題提起にもつながり、なおかつ学生たちのモチベーションや自発的な研究も促せる…とのこと。

テクノロジーが、人との距離を見失わないために、理工学部でも「デザイン」は重要視してる…とのこと。将来的には、学科や学部を超えた広い範囲でのコラボレーションに発展するのが理想なのでしょう。…とはいえ、青木先生によるとデザイン学科の学生にとっては「SE」話しは、理工学部の学生達のような強い「掴み」にはならなかった…とも。
良くも悪くもテクノロジー(ローからハイまで)とは切れないデザインの世界。まだまだ裾野が広がるデザイン未介入のエリア。週末からはミラノサローネも開幕…という「デザインの春」。いつもとは異なる立ち位置からデザインを見直すいい季節なのかも…と思ったり。
私が担当する「Solidworks」を使ってのデザインの授業は、今日の午後がガイダンスで、今年度もスタートします。

宇宙エレベーターとは | JSEA 一般社団法人 宇宙エレベーター協会


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