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早川貴章展オープニン グパーティー [ウォッチング]

OZONEサポート展として開催された、デザイナー早川貴章さんの展覧会『Innocent Design デザインの純潔』オープニングパーティーに昨夜出かけた。

展示作品は、全てコンセプチュアルなアプローチの新作…とのこと。でも、最初に目が留ったのは1週間程前に届いた展覧会のDM。
白地にピンクが鮮烈なデザインのDMには、『デザインは万能であり、錬金術のような魔法のようなチカラを備えていると信じていた。…(略)…しかし、今まで仕事をしてきて、デザインでは解決できないことがあることを知った。…(略)…しかし万能でないからこそデザインに対して今まで以上にポジティブで真摯で純潔な姿勢で向き合いたいと思うようになった─』とのメッセージ。

「純潔」…は「けがれがなく心が清らかなこと」。ん〜、なるほど、何故に軽やかなのか…に合点がいった。久しぶりに会った早川さんは、ひょうひょうと来場者の間を渡り歩いて、デザインの話しに花が咲いている。

見ると、2歳のとてもかわいい男の子をつれた知人の若いパパ(デザイナー)が、困っている。"HOME MADE"というテーマの「ぶくぶく家族」と題された作品の前から、子供が動こうとしないのだ。水耕栽培に必要なエアーを、手押しのポンプでブクブクと供給する…という作品の操作に食い付いてしまっている。身体が小さいから両手でプッシュ、プッシュ。するとガラスの容器内には…ブクブク…ブクブク。何度も何度もキャーキャーいいながら繰り返している。

早川さんの純潔なアプローチが、子供のアンテナにしっかりキャッチされてるのを目の当たりにすることができたけど、その作品群があどけなさ一色か…と言えば、そうではない。無邪気な気持ちを「食い付かせて」しまう、スパイシーなフレーバーが香っているからだ。「行為」と「モノ」の掛け算は、「子供ゴロロ」で割り算することで、ほんの少しの毒っぽさを残したまま「純化」できるのだろう。そういうアプローチだと(勝手に)理解した。

誘ってもらった2次会突入組のメンツを見ると、予定があり、行けなかったのが悔やまれたけれど、とても楽しいパーティーでした。

IMG_00497_1.jpgIMG_00497_2.jpg


タグ:デザイン展
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