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「MUJI AWARD 03」開催の内容を見て思ったこと [プロダクトデザイン]

一昨日の水曜日、非常勤講師をしている日芸所沢キャンパス内で、「今年もMUJIコンペやるんだなぁ…」という遠くの話し声が、途切れ途切れに耳に入った。見ると廊下にポスターが貼ってある。「テーマは、まうんとふじ(Mount Fuji)だって…」と聞こえたので、びっくりしてポスターを見にいったところ…「Found Muji(ふぁうんどむじ)」。私の聞き間違い。

「Found Muji」には、「発見される無印良品」というサブタイトル。テーマについての説明文には、『…(略)…視野を世界に向け、先人の知恵を学び、永く使われてきたものの良さを発見し、現在の私たちの暮らしになじむデザインへと転換して下さい。各地の生活、文化、伝統を敬い、無印良品の視点で考えたらどうなるのか。現代に通ずる、世界中の「なるほど!」を期待します』…とある。

「ん〜なるほど!」と納得のグッドテーマ。この文面の「無印良品」という固有名詞を、それぞれの企業名やブランド名に置き換えたてみると…それこそ、現代においては、私も含めた生活者が、潜在的に欲している背景で、且つデザイナーに求められている提案。そういう意味でも時代性を強く感じた内容。「グッドデザインにはグッドテーマあり」…がそのまま当てはまる。
MUJI AWARD 03[Found MUJI]
IMG_00389.jpg

開催毎に、テーマへのリテラシー(理解力、咀嚼力、発見力等々)と、デザイニングの難易度(デザインしないデザインをデザインしていく…という)が上がっていく印象の「MUJI AWARD」。
昨年、一昨年とコンペ開催の発表が4月だったので、専門学校での授業の題材として取上げ、前期の授業時間で取組むグッドタイミングだったが、今年は遅かったので「コクヨデザインアワード2008」を題材にして進めている。
モチベーションが高く、「MUJI AWARD」にも興味を持っている学生には、「途中までのプロセスは同じだから、両方を視野に入れて、まずは生活(ヒト、モノ、コト、場面、心)サーベイから発見を…」と伝えた。

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