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無視できないムシ/フォトニック結晶/虫といっしょに庭づくり [ウォッチング]

ここ数年…あるいはもっと前からかもしれないが、「ムシ」が気になっている。「無視」ではなく「虫=昆虫」の話し。
地球を「水の星」という言い方があるけれど、「虫の星」という言い方もあっていいと思っている。地球上全ての生物の中で、種の多様性が一番多いのが「昆虫」なのだから。

デザインを仕事にしている私には、世界の様々な気候や環境に適応してきた彼らを、生物学的に観察するスキルが無いので、気がつくと「造形(デザイン)的な発見や感動はないかなぁ…」と見ていたりする。多品種…という点も、今の時代のデザインに共通するなぁ…などと思ったりもして…。

そういう風に見ていたら(私にとって)魅力的に映るスタイリング・デザインを持っているのは「アリ」よりは「ハチ」、「バッタ」よりは「トンボ」なんだな…と、以前気がついた。
スタイリングだけでなく、ミツバチなどはアップでみると毛が生えてて、なんとなく愛らしく見えるし、空を滑空しているトンボはかなり美しい。ルネ・ラリックが、トンボをモチーフにしてたりするのもうなずける。

昆虫がらみの記事をWIRED VISIONで見つけた。
光コンピューティングのための「ダイヤモンド構造のフォトニック結晶」のヒントが、アマゾン原産の玉虫色の昆虫から見つかるかも…という記事だ。
甲虫の玉虫色が、光コンピューター・チップ開発の鍵に | WIRED VISION
一般的には嫌われることの多い昆虫。でもこの記事の事例のように、テクノロジーの分野での発見が相次げば、少しは虫を無視しない風が吹いてくるかもしれない。…とはいえ、それだけでなく、食や医療の分野でももっと積極的に活用してもいいと感じている。人よりも長い時間種を繋いできたのだから、秘めてるポテンシャルもきっと大きいだろう。発見してないだけで。

個人的にはイナゴの甘露煮は好きなので、珍味…でなく、ちゃんとした食材としても興味があるが、そういう人は稀なのだろう。下記のような本から「無視しない虫」のある生活へ関心が広がってくれれば…と思う。

虫といっしょに庭づくり―オーガニック・ガーデン・ハンドブック

虫といっしょに庭づくり―オーガニック・ガーデン・ハンドブック

  • 作者: ひきちガーデンサービス
  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 2008/04/08
  • メディア: 単行本

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