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「ヒヤリ・ハット」回避のためにデザインができることがあるはず [プロダクトデザイン]

走るバスのドア開き、小5転落 ひかれ死亡 都内高速道(asahi.com)』というニュースを昨夜知った。あまりに痛ましく、厳しいニュースだ。居たたまれない気持ちになった。
うちのサッカー息子は、練習試合などで遠方へも出かけるが、14歳になるので送迎のバスは無い。ただ、幼稚園、小学校時代に入っていたサッカーチームでは、同じようにクラブ専用のマイクロバスがあったので、人ごとではない。幼稚園の送迎用バスであれば近所を走るのみ。また乗降ドアの近くには女性の保育士の方が座っているケースを多く見かけるので、このような事故が誘発される可能性は小さいだろうが、小学生以上を対象としたスポーツクラブでは、様々な(運営等の)事情から引率者が一人というケース(コーチが運転者を兼ねる)は多く目にする。加えて、スポーツ系クラブの小学生達は、ノリに応じて(息子の当時を思い出すと)場をわきまえず、突拍子も無いアクションをしたりすることもある。同じような環境では、本当に些細なことを入れれば「ヒヤリ・ハット(Wikipedia)」は、かなりあったのだろうと推測できる。

マイクロバスの細かな構造については、開発に携わった経験もなく、運転も経験がない。そのため、ドアの開閉機構については報道されている以上の知識が無い。…が、「ヒヤリ・ハット」のある部分は、ハードウエア側で対応することで事前に回避できることも多いのではないか…そんな事が頭をよぎった。もちろん、道具を使うのは「人」だ。最後の責任は「管理者」側にあることは間違いないのだが…。
ドラマや撮影などで使われる「ロケバス(搭乗者がほぼ大人)」のような使われ方であれば、ドアの自動、手動の切替えも問題なかったのかもしれない。ただ、子どもは「小さな大人」ではない。セーフティーに関するユニバーサルデザインの思想はもっと必要だと痛感。セーフティーに関する直接的な回避設備でなくとも、指差し確認を即すような、音声での案内だけでも、流れるようなシステムがあったら…と、思う。
「セーフティ」と「デザイン(広義の意)」については、普段気づきづらい箇所ほど、もっと取組んでいかねばならないと再認識した。


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