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プロダクトデザイナーは語って…いない? [問題意識]

DESIGN IT! w/LOVEさんに「おっ」と反応してしまうタイトルのエントリー。

プロダクトデザインやってる人にももっと語ってほしいよね
…(略)…売り物である商品をつくるのであって、かつ、そのものづくりの全体フレームワークを担っているがデザインだとしたら、ほとんどマーケティングそのものと変わりないのに、この差は異常。…(略)……だからこそ「プロダクトデザインやってる人にももっと語ってほしいよね」と強く思うわけです。いまや、ブログがあるんだから、語るのは簡単でしょ、と思うし。それに外化のプロセスを日々まわしてないと、本当の意味でデザイン・スキルを鍛えることなんてできないと思いますし。…(略)…
[hiroki@DESIGN IT! w/LOVEさんブログより引用]

エントリー全文読みましたよ。よ〜し、応戦だ!…と言いたいところですが、残念ながら言えない。

プロダクトデザイナーは語っていないのか…

実はいろんな場面で工業デザイナーは語っているんですよね。自分の(提案した)デザインやプロジェクトについて…だったり、デザインプロセスやノウハウ、社会に対してのメッセージだったりを。
とはいえ、確かにRSSで発信されている情報や、WEBの中には、デザイナー個人が語っている情報がは少ないのは指摘の通りです。加えて、なぜか「語らないほうが品格が高い…」みたいな暗黙の意識が、デザイナー間に見え隠れしているも事実ですし、「RSSって?」と聞く人が多いのも残念ながらまた事実。観念やフィロソフィーは語っても、大局的に、でも平易な言葉でデザインを論じれる人材が少ないのも事実です。
会員になっている「社団法人インダストリアルデザイナー協会(JIDA)」は、会の歴史が50年を越え、戦後日本のモノ作りの歴史とおなじくらいの長い時間を体験してきているけれども、(JIDA会員に限らず)「語った」はずのデザイナーの声が、特定の流通経路にはのるけれど、一般メディアに対して、(役割と意味を)正確に粘り強く伝播させきれなかった…という結果でもあるんだと思います。

…ただ、ちょっと地方に行ったり、はたまた中学校の同窓会などに行った時などに「プロダクトデザイナーやってるよ」などと言おうものなら、いまだに「ファッション?」と聞き返されることもしばしば…。確かに、この10年ほどの間のプロダクトデザインを取り巻く環境はとても変化(良い意味でも悪い意味でも)しました。一般誌等でのデザイン特集や、イベント/見本市なども増えてはいるけれども、実際の認知度はまだまだ低いと感じてます。そして、このことは重要な意味を含んでいると思っているんですが…これはまたの機会に。

ともあれ、DESIGN IT! w/LOVEさんのエントリーに感謝!。


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