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プロダクトデザイナーから見た「デザインプロセス」について [問題意識]

工業デザイン、あるいはプロダクトデザインとしての業務(デザインワーク)は、モノ作りのプロセス中で見ると、商品企画と開発(設計・製造・調達)の間に位置してます。

…こういうふうに書き始めると、なんとなく一直線につながる列車の線路を進んで行くイメージが浮かびます。
ところが、モノ作り(商品開発)の実際のプロセスを俯瞰すると、山手線(環状線)のように輪になります。輪になる…ということの喩えで「山手線」と書きました。「山手線」ならSUICAでピっとして座っていれば一周できてしまいます。簡単です。
では「モノ作りの輪」はどうでしょうか。座っているだけ…なんてあり得ません。なぜなら、山手線のように、動力が供給されて動く列車も無ければ、いつも変わらぬ線路や時刻表もないからです。拠点となる「駅(商品企画/デザイン/開発等々)」を配置して、リソースを割り振れば(商品開発が)推進していくのか…といえば、それでもだめです。本当に重要なのは、次への繋げ方、や繋がり方となる「プロセス」だからです。
昨今の商品開発プロセスを見ると、それぞれの仕事内容について細分化が進んでいます。デザインセクションも例外ではありません。丸投げ…の弊害もありますが、細分化の弊害もあります。どちらにしても「プロセス」と、次のステップへのエンジンとステアリングになる「意思決定」の組合せに全てがかかっています。
プロダクトデザインを仕事にしていますが、こういう内容に対してさまざまな問題意識が湧いてきます。
特に体系だってまとまっているわけでは無いのですが、思いつきを継続的に書いていこうと思っています。


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