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「iPhone購入意向無し」…という人がハッピーになれる機種は? [ウォッチング]

注意して見ていると「あぁ、これもね」…とわかる、意識調査やアンケートと連動している商品PRの事例がある。
あちこちで行われているので、指摘はしないけれど、一見関係なさそうな切り口から入って、「気になる事」の第一位が「匂い」でした…という調査結果が、ニュースとしてメディアに掲載された数日後に、それらの問題(例えばこの場合は匂い)が解決されるような新商品のニュースが掲載をされる…という類いのもの。

潜在的に問題があると推測できるターゲットに対して、その問題を顕在化させ、意識してもらえるような情報を提供する事で、スムーズに動機付けへの足がかりが出来上がっていく…というパターン。そして、そのグッドタイミングでの問題解決の提示…。気づいた(気づかされた)問題が解決されるのであれば、それに乗らないと自分だけが損をする…というような誘導があったにしても、それらに乗らない手は無い。問題は解決を欲しているからだ。解決できれば気持ちいいし、ちょっと得した気にもなる。

…ということで、ちょっと気になった2つのニュースをピックアップ。
iPhoneのためにキャリア乗り換え,29%が検討---カカクコムが調査 - 産業動向オブザーバ - Tech-On!
「既に予約した」「必ず購入したい」「購入したい」「検討している」と回答した人の割合は合計で50.9%
発売間近のiPhone、「すぐに買いたい」は3%、「購入意向無し」は38% - ニュース - nikkei BPnet
「すぐに買いたい」という携帯電話ユーザーは3%にとどまった。「安ければ2台目として購入したい」(9%)と「将来的に購入したい」(15%)も合わせると、購入意向がある人は合計27%となる
調査の主旨と対象が違うので、答えはおのずと違ってくるのは当たり前なのでOKとしても、じっくり対象と数字を追っていくと、どちらも判りにくい箇所が多々あり、結果的には「…で?」という印象。応援?、否定?、実態調査?、話題作り?…。どちらにしても「iPhone」をアップル社以外の会社が連呼(告知)してることには変わりがない状況だ。

iPhone購入予定の人は放っといても契約するだろう(私も冬頃には…)。気になるのは「購入意向無し」に票を投じた人がハッピーになるケータイorスマートフォンが提供できるのだろうか?…ということ。洋食が苦手なのであれば、和食できっちり持て成したいものだ。
「…今のままの大きさでいいから、GPSと無線LAN機能が最初っから内蔵になってて、普通に電話とメールができるPSPがあればいいんっすよぉ!」と言っていた、とある学生くんの顔が浮かんだ。以前のエントリーのどこかで書いたけれど、「カメラ付ケータイ」のように「ケータイ」が後にくる(メインだ)という意識ではなくて、「ケータイ付PSP」のように「ケータイ」の方が「おまけ」という意識が必要な気がしてならない。通信サービスを提供する側は…特に…。

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