100% Design Tokyo 2007出展後のプチ検証 [ウォッチング]
1週間前のちょうど今頃は、神宮外苑から100% Design Tokyoの搬出真っ最中だった。今夜のように雨でなくて、ラッキーだった…と思い返す。一昨日、100% Design Tokyoの主催者であるデザインアソシエーションから、「来場者数/来場者分析について」と題したエクセル表添付のメールが届く。見ると、昨年(2006年)の来場者数 74,870人に対して、今年度(2007年)は 85,298人だった…とのこと。10,428人の増である。
添付のエクセルの表をグラフにしてみた。
毎日、ブースに立っていて接客(あるいは接客しながら観察)していた印象が、数字になった感じだ。昨年、一昨年に比べて、格段に「Buyer」さんからの名刺が少なかった…という事実は、このグラフが裏付けている。
ビジネスを前提にした「トレードーショー」というよりは、「デザインのお祭り」という認知に振れている…ともとれる。
TN-DESIGNブースで拾った声から
全ての声について記録している訳ではないので、印象的で、搬出後もTN-DESIGN内で話題になった声を、ピックアップ。
- もっといろんな若い(これからの)デザイナーの斬新なプロトタイプをもっと見たかった(50代男性メーカー)
- 卸の話を聞いても「?」なブースも多く、これではバイイングにならない(40代女性バイヤー)
- 製造先を探してるのに、そういうメーカーさんがまったく来ていない(30代男性出展者)
- 1回目が一番良かったよね。カフェなんかも充実してたし(40代男性出展者)
- ブロガーには、撮影とかもっと許可してオープンにしてほしいよね(30代男性外国籍のライター)
- 1、2回目は面白いメーカーやユニットが出展してたので、結構名刺配ったけど、今年はまだ1枚も出してない(50代男性バイヤー)
- なんか後半は同窓会状態。知り合いしか来ない(30代男性出展者)
- いろんなデザイン提案に触れられて、話ができるのは楽しい!(20代男性一般)
TN-DESIGNでは、プロトタイプも出していたけれど、基本的には、完成しているオリジナル製品の新たな流通先の開拓を第一の目的に設定していた。そういう意味では、Buyerさんが5%(約4,265人/もっと少ない印象だったけど…)という内容には残念な気持ちが残る。では成果がゼロだったか…というと、数は少ないものの、会いたかった店舗や流通さんとは繋がりが持てたので、目的の最低ラインはクリア。
…しかし、来年については、目的と成果をどう考えるのか。
次の100%もお祭り的要素が強いのであれば、そういう係わり方を考えねばならないだろう…というのが、現時点での結論となった。要検討です(楽しい出会いは多かったんですけどね…)。
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