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デザインされた商品が、使い手となる人と出合う場所… [問題意識]

いくら競争優位性のある技術開発があっても、それが優れたデザインによってカタチが与えられていても、それだけでは、何にもならない。適切な経路で情報が伝達すること、「欲しい!」という気持ちに火がつくこと、手に取って見られる場所が身近にある(web含む)こと…それらが人の手にモノが渡っていくために不可欠な要素。その要(かなめ)になっているのは書くまでもないけれど、リテールショプ(小売店)の存在。

オリジナルの商品開発をスタートさせたのは2001年。初期投資もそうそうできない中、1種類だけの商品しかなかったけれど、タイミングと人的ネットワークに恵まれたことで、秋葉原にあるインテリアショップに口座が開設できた。それ以来、オリジナル商品だけでなく、タイミングに恵まれず口座が開けなかったメーカーの商品の卸も行うようになり、流通の世界のこと(…と言ってもデザイン雑貨系に限られる)に少しだけ明るくなってきた。

そんな中で感じてきたこと…それが、[pdweb.jp プロダクトデザインの総合Webマガジン]で担当することになったコラム(…というかインタビュー記事)「Buyer's Mind〜メーカーとユーザーをつなぐバイヤーの想い」の企画につながっている。
メーカーの開発者、担当したデザイナーなどによる「作り手側の声」は、時代性もあるだろうけれど、メディアから発信される機会が比較的多い(絵にもなるし物語性も付けやすい)。でも、作り手と我々を吸着させる重要な役割のショップが感じた事柄は、声になりにくいのか、取り扱い品や店舗情報以外はなかなか伝わってこない。それでいいのかなぁ…。ナガオカ日記の2007-7-8付けエントリーの最後の方で書かれていた問題提起を思い出した。…まったく同感。
だからこそ、もっと売り手の声(意見)を聞いてみたいし伝えるべきでは…と思うようになる。お客さんに一番近い存在で、直接コミュニケーションのできる、毎日リアルマーケットと接している欠くことのできない最前線なのだから…。
そんなことをずっと感じていたときの、編集長からのお誘いだった。

記念すべき第1回目のインタビュー先は、東京原宿のAssistOn(アシストオン)代表取締役の大杉さん。日本初のNewton Shopの話からAssistOnのコンセプトまでを3回に渡って掲載予定。
さて、第2回目はどこのショップに出かけてみようか…。

掲載ページはこちら:Buyer's Mind〜メーカーとユーザーをつなぐバイヤーの想い〜


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