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大学での前期の授業[3DCADでのデザイン]を終えて [問題意識]

今週で、非常勤講師を務める大学と専門学校の両方の前期授業が完了する。大学の方は今日が前期最後。
学部の3年生に対して、3DCADでのデザインワークを習得してもらう授業。使用ソフトはSolidWorks。今年は麻疹休講があったのでカリキュラムの遅れを懸念したが、なんとか前期分を終了。今年の3年生は、2年次の終わりに2DCADを習得済み。そういう最初の作図部分でのつまずきも少なかったことで、SolidWorksの理解も早く、Photoworksでのレンダもあまりもたつかない感じ。ちょっと安心する。

とはいえ、まだツールをちょっと使えるようになった段階。手書きのスケッチやレンダは得意な学生が多い大学。彼らののびのびしたスケッチでのラインを取り込み、SolidWorksの中で本人のイメージが具現化できるようなところまでは、まだまだ…。でもOK。ツールを完璧習得してもらうことは考えていない。ニーズやウォンツを汲み取り、コンセプトを立て、仮説思考でアイデアスケッチを描く。重要なのは、描く中でアイデアに肉付けし、そぎ落し、展開させる…手と目とで思考し頭で判断していくプロセス。3DCAD&CGのスキルはそのプロセスを自ら支援する…そんなことを体感&実感してくれればと思う。
毎年進化していくツールと、求められるデザインニーズへの対応に、学生に学んで欲しいハートの部分を重ねて考えると、デザイン教育もまだまだ検討していく余地が残っている。


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