MUJI AWARDとデザインプロセス[その2] [デザインプロセス]
6月22日の記事「MUJI AWARDとデザインプロセス」のその後。MUJI AWARDを授業へ取り入れたねらい…それは、1:観察から発想/2:ベネフィットの明確化とアイデアの展開/3:デザインスケッチからスタイリング/4:表現内容の検討とプレゼンテーション…へと連なるプロセスの理解と実践。それらにリアリティ感じてもらい、モチベーションアップになれば…との思惑。
とはいえ、1の着眼点は良いのに、2の段階をうまく突破できない学生…という状況は前回に比べ、若干の改善は見られたものの、大きくは増加していない様子。
主客融合でデザイン…。作り手と買い手(使い手)も、シーンとアイテムが変われば入れ替わる。「これはあなたのために…」的スタンスでは押しつけがましく、独りよがりになりがちなデザイン。「それ、それそれが欲しかったですよぉ。気がついてくれてありがとう…」とウォンツへ響けば理想…と伝達するも、言うは易し…ということ。
幸い(…と言って良いかは別にして)、3の段階はテーマがMUJI AWARD。カーデザインのような、従来から言われているような「スタイリング」重視のプロジェクトではない。だからこそ、1,2,4への集中ができればとも思っていたが、やはり一番難しのは「デザインしないデザイン…客観写生」ということ。
彼らとの取り組みを通して、自分自身のスタンスをも見直す。
七夕…ですね。今夜は。
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