SSブログ

素材(アイデア)力/調理(デザイン)への関与/ホスピタリティの度合い [問題意識]

都内自宅近くで住宅の解体。しばし空き地。気がつけば背丈ほどの数々の草の森。入り交じって四方へ伸びる勢い。雨後であればなおさら初夏の匂い。線路脇の土手。紫陽花などを意図的に配置してない、野放図な土手。名前の判らない草花がエリア毎に群生。こちらものびのび。あるタイミングで一斉に刈り取られるものの、1週間もすれば、また違う芽が先を競う。ジャングルの競争原理。変わって、整えられたマンションの植栽。1つの種類だけの低木は元気がない。成城学園駅、線路上部に作られたレンタル菜園「AGRIS SEIJO」。クラブハウス、ラウンジ、シャワールーム、ツール完備。
視点ジャンプ。辰巳芳子さんにとっては、梅仕込みの大事な季節。季節は巡るが、寸分違わぬ状況(気象環境)はなし。梅の出来具合や気候によって塩分濃度や天日干しの時間が変わるのだろう。鎌倉の自然、気候、食材、食文化…と折り合いのとれた生活。食を共にする人達への気遣い…。素材のディテールと向き合うから見えてくる改善アイデア…。
視点ズームアウト。生活に必要な要素は既にほとんど完成品。先達の繰り返しの試行錯誤の恩恵。手を伸ばせばすぐに刈り取れる。使うだけ、選ぶだけ…。そんな時代の中でも、向き合う目の前の素材。現代のシーケンスで再構築。どこに手を入れ、どこに神経を使い、どんな段取りで、どう仕込めば、明日の笑顔に出会えるのか。カタチが決まっていく外圧と内圧。ディレクションの火加減。そこへの関与の度合い…繰り返し反芻。
福岡正信、自然農法(粘土団子)の書籍背表紙を眺めつつ思う。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。