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iPadはスケール感のセンスが肝なのだ! [プロダクトデザイン]

そろそろiPadを見て思ったことを書いておこうかな…と思いました。

当ブログで「iPhoneの実機を触る in 渋谷」というエントリーを書いたのは、日本での発売から約1年前の2007年8月。その後「iPod touch(iPhoneも)は、大きくしてネットブックになればいい!」を書いたのは2009年1月。何かにつけてiPhoneの話しを書いてはいたものの…結局iPhoneを持たずに2010年を迎えてしまいました。

そこに発表された「iPad」。Twitter上での反応も賛否もさまざま…な中、発表時点で私自身は触手が伸びて伸びて…の状態です。まずまちがいなく、iPhoneを通り越してiPadユーザーになる予定です。iPadに対する細かで専門的な評価は、あちこちのサイト等がしてるので、このエントリーでは、私が「決めた!」理由を書いておきます。

その前に、Illustratorを使って原寸でサイズ比較をしてみました。まずは、よく使われてるロディアNo.11のサイズを確認。A7サイズ…ですから幅74×高さ105mmです。携帯用のメモとしても、机の上でのメモにも適したサイズです。iPhoneは…というと、幅はロディアNo.11より約12mm細めの62.1mmですが、高さは約10mm大きい115.5mmです。電話の機能を鑑みても手で持つことを考慮したサイズです。

iPadは、急にサイズアップして幅189.1mm×高さ242.8mmです。サイズとしてはほぼB5サイズです。普段私が持ち歩いて、デザインのスケッチやマインドマップをするのに使っているノートはA5サイズ。それより一回り大きいボディサイズです。液晶部分がA5サイズに近い感じです。

IMG_00738.jpg


デジタルデバイス…ということで、なんとなくiPod touchの大きい版…という声も聴こえますが、紙のノートをポストイットの大きい版…とは、普通呼びません。サイズが大きいこと…が、単純ですが私が「決めた」一番大きな理由です。
プロダクトデザインは、人が使う道具のデザイン。道具なのですから、「モノのサイズ」は一番判りやすく直接的な商品性になります。そういうサイズをさまざまなシーンから鑑みて決定に及んだ背景には、手のひらメモサイズという面積では快適でない用途のためのプラットフォーム…という位置付けが見えています。ロディアNo.11でマインドマップもできますが、絶対的な面積が小さすぎます。A5サイズあれば、よりクリエイティブに行えます。そういうサイズ感が、iPhone、MacBookを逆に活かすことになって、新たな用途、新たな生活シーンへの提案につながっていくのだと感じました。D社のSIMカードも嬉しいニュース。実機に触れるのが待ち遠しいですね。

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