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マーク・ニューソンの味の素 [プロダクトデザイン]

「味の素KK」…という企業には、多様さを許容し続ける日本の食文化の中、時代に呼応した商品作りにチャレンジし続けている…とい点で好感を持っている。我が家でも「コンソメ」や「ほんだし」は比較的多く登場する。…とはいえ、会社名にもなっている「味の素(うま味調味料)」の方はというと、これはまったく使っていない。意識して使わなくなったのではなく、特に必要がないということで、ずいぶん昔にキッチンから姿を消してしまったように思う。

今ではまったく登場してない…ということで言えば同社の「CookDo」も同様だ。例えば「四川麻婆豆腐」。これなどは、我が家の好みからするとガツン!…という辛さが足りないので、結果的に鷹の爪、豆板醤と甜麺醤を我が家用にブレンドすして、花山椒をドバーっと振り入れる…というスタイルになってしまった。食べ盛りの子供がいれば、量の調節も容易だ。豆板醤も甜麺醤も他のレシピでも頻繁に登場するので、結果的にコストパフォーマンスと家族の満足度は高くなる。

脱線しかけたので、話しを「味の素発売100周年」に…。

味の素、発売100周年記念の「味の素マーク瓶」50gを発売 | 日経デザイン


これは、同商品が発売100周年を記念してボトルデザインが変更になり、それを担当したデザイナーがマーク・ニューソン(Marc Newson)だ…という記事。
マーク・ニューソンの仕事…ということで、海外のサイトでもピックアップされている(marc newson: ajinomoto bottle by designboom.com)。マーケティングの一環…とのことのようだけれど、味の素をパパッと振ることが特技の「AjiPanda」の次がマーク・ニューソン…という訳だ。

マーク・ニューソンは好感を持っているデザイナーの一人。とはいえ…ん〜、代理店の仕込みなのだろうけれど、どうにも腑に落ちない。日本での生活経験もあるマーク・ニューソン。暖簾越しに見える老舗の看板文字…というイメージがあったのかもしれないが…。商品とマーケットとのつながりからキャスティングすべき人材だったのか…。ボトルのデザインは重要だけれども、そもそもデザイナー名が必要な商品なのか…。どういうディレクションだったのだろうか…。変に難しい理屈でなく、担当者が「マークの大ファンで実現しました!」…という方が、「よかったね、うまくいって」と腑に落ちるのだけど…。
我が家のキッチンには登場しないのだけれど、気になったので書いてしまった。

追記(2009.07.10 16:40):
日経デザインさんへの記事リンクが切れておりましたが修正済みです。失礼いたしました。ボトルのデザインは、何回か見ているうちに不思議と可愛く見えてきました。何故かアジシオのボトルを想い出しました(カラーリングは違いますが)…。

●関連リンク:マーク・ニューソンが味の素の瓶をデザイン - コンセプター坂井直樹のデザインの深読み

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