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「外来生物法」がらみのニュースを見聞きするたびに思う事… [問題意識]

子年だからだろうか…。記事を読みながら、考えてしまったニュース。
【異郷に暮らす生き物たち】ヌートリア (1/2ページ) - MSN産経ニュース
カピバラは知っていたけれど、ヌートリアというのは知らなかった。大きいカテゴリーでは「齧歯目」のようなので、親戚くらいかもしれない。そういう大型のネズミが、西日本で生息域を広げ、作物へ被害をもたらしているために、防除実施計画が提出され、国は防除の確認と認定を行った…というのがニュースの骨子だ。
軍服用の毛皮として1939年頃に輸入し、飼育が奨励された(ヌートリア - Wikipedia)ともある。

「外来生物法」がらみのニュースは年々増える。魚や昆虫に始まり、ほ乳類までさまざまな生き物で、この手のニュースを見聞きする気がする。ただ、それらの原因の大部分は、人の営みが絡んでいる。船のバラスト水の問題などのように、国境を越えてしまうような、根本的な手を打ちにくい案件も多い。
もとより、国境など関係のない彼らからすれば、ただひたすらに種を繋いでいるだけだ。悪意は無い。…とはいえ、人も生き物。命あるもの(肉、魚、植物等)を食べて命をつないでいることに変わりはないから、作物を荒らされたままでは死活問題で、こちらも放ってはおけない。

ヌートリア問題が東日本だったら…東京湾に面した「ネズミのワンダーランド」のすぐ近くで、大型のネズミが駆除されていくことになりかねない…と想像してしまった。なんとも暗澹たる気持ちだ。
立場と立ち位置が異なり、問題を認識するステージや位相が異なり、価値観や意義が入り乱れることが想像できてしまう問題が、年々増えていく。21世紀はそういう時代なのかもしれない。デザインに直結する話題ではないが、そういう社会環境なのだな…と改めて考えてしまった。
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