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プロダクトデザインのためのワークショップ [デザインプロセス]

先週末の金曜日は、オフィススペースをシェアさせてもらっている学生時代に同期だった友人の会社が賑やかだった。
賑やかだった訳は、友人の会社がホスト役になり、大手メーカー2社とデザイン会社によるインハウスの工業デザイナーのためのデザインワークショップが開催されていたからだ。
各社から、30歳代インハウスデザイナー数人とマネージャークラスの人が参加して、ある「お題」に対してのデザインアイデアを(会社毎でないバラバラの…)グループ単位で発想していく…というものらしい。日常的には、まったく異なる業界で、それぞれデザインワークをしているデザイナーが、1つのテーマに対して、アイデアを出し、ディスカッションを交わし進めていく。1社だけでは出来ない意義ある試みだ。プロ野球に例えたら、合同キャンプ前の「有志による自主トレ」…と言えるかもしれない。日も落ちた頃、一旦終了した会は、そのままワイワイしながら懇親会へと流れて行った。楽しそうだ。

「さぁてデザインするぞぉ!」と鼻息荒く(?)スケッチブックに向かう時に必要な「無いと困る項目(情報)」を、私自身が仕事をする上では7つに分類し「Product Design 7」と呼ぶチェックシートにしている(他にも違う種類のシートはあるが割愛)。

  • 商品企画
  • デザインコンセプト
  • デザインイメージ/モチーフ
  • デザインアイデア
  • デザインの目論見
  • 設計・製造からの与件
  • リソース(ヒト/モノ/カネ/時間)

…でもこれらの情報があればデザインスケッチをスタートできるか…というとNOである。項目は野球のメンバーと同じだから、9人が揃っただけ。ボールをキャッチして返球したり、バットの芯で打ち返すような技術は、個人で磨いていくしかない。それが無ければ、野球(この場合デザイン)が成立しない。そういう意味から「自主トレ」はデザイナーにとって重要だと思う。
自分への投資をどう(できれば計画的に)行っていくのか…についての方法や手法は、チームクリエイションであれば尚更考えられていいテーマだと思う。


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