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自分が入りたいお墓と霊園のデザインが無い [デザインコンセプト]

週間ダイヤモンドの最新号(1/12号)特集「誰も知らない巨大ビジネス 寺と墓の秘密」が興味深い。

多くの日本人の心に深く根づいている仏教。その根幹となる「寺」と「墓」の秘密を、この特集ではあえてビジネスの側面でとらえた。不謹慎とご批判を浴びるのは承知のうえで、現状の分析や問題点の指摘、将来の考察など、「寺」と「墓」の不思議な世界を多角的な観点から展開している
[週間ダイヤモンド目次より引用]

…とのことで、大きくは「寺編」と「墓編」にわけ、現代の状況を多角的にレポートされている。詳しくは雑誌を。

ここで中で書かれている「霊園開発のからくり」と題したページの内容は、詳しくは書けないが、実はかなりの部分を知っていた。ここ数年で2件、類する業界の会社からデザインについて打診をされた際、業界の背景が語られ知ったことだった。話は「お墓」に関連する商品のデザインに関することだったが、墓石専用3DCADとウォータージェットのおかげで、造形の自由度は格段にあがっていることと、墓石に託したい顧客の願望も多様化していることから、そういう全てのケースに対応させていたくような(量産性が見出しずらい)方向性よりは、「時代にあった霊園環境開発と、そのためのプロダクトとプロモーションという発想が必要では?…」という提案をその場でさせていただいた。
私と同世代の40代をターゲットに「自分が入りたくなり、ファミリーが集えるお墓と霊園」をコンセプトにしてはどうか?…と思い付いた構想について説明した。プロジェクトチーム(同世代の建築・造園・工業デザイン等々)を作って企画を詰めてみませんか…と。
結果は…目を丸くされてしまい、「予算が…」とのこと。何も今日明日で…という話でなく、最終的なゴールのイメージを一度俯瞰的に眺めてみてから…という意味だったが、もっと目先のゴール設定だったようだ。
「死にまつわるデザイン…」は、もっと真面目に洗練させたテイストで一度考えてみたい。


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ゆみ

この本を買い逃したのですが、もし読み終わりましたら
1000円でお譲り頂けませんでしょうか?
突然すみません!(>_<)
by ゆみ (2008-01-22 22:31) 

tetsutaro

ゆみさんへ
週間ダイヤモンドのバックナンバー申込ページを見ましたが「在庫なし」…なんですね。だからですね。
とはいえ、こちらもある期間、資料として保存しておきたいのです。どうしましょうか?。
差し支えなければ、こちら[message@tn-design.com]へメールいただければ助かりますが…。
取り急ぎ。
by tetsutaro (2008-01-22 23:08) 

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