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課外授業ようこそ先輩/「幸せを運ぶデザイン」by 深澤直人 [ウォッチング]

土曜日の朝に録画し忘れ外出してしまったので、昨夜の再放送で『課外授業〜ようこそ先輩〜「幸せを運ぶデザイン」(甲府市立朝日小学校/深澤直人)』を見る。
小学校6年生に対してのデザインの授業。何度もゲラゲラと笑いながら見てしまった。もちろん、楽しくて。
笑いの原因は子ども達の反応。スパッとた反応に続き、う〜ん…と悩みながらも「人がついついしてしまうこと」に、子どもながらの視点で環境をキャッチしていく。「無意識、無意識…」とつぶやきながら、デジカメ片手にうろうろ…疲れてイスに横座りする友人を見て気がつく子ども。おじいちゃんへの「ついついしてしまうこと」ヒアリングから一旦気づくと連鎖的に気がついていく子ども達…。デザイン系の大学や専門学校の学生より、ある意味遥かに感度がある。編集の妙もあるだろうが、子ども達のリアクションは見ていて痛快&愉快…嬉しくなった。
子ども達の反応は、番組中、深澤さんの「センサーが立っていないだけ…」という台詞に象徴されている。確かに、デザインの基礎教育を受けていない小学生だから、アイデアへの引き上げ方や展開の仕方は書くまでもないけれど、モノゴトを見て、感じる能力については、秀でている年齢だ。
茂木さんのエントリーに、そのような状況を別の(大人側の)視点から書いている箇所があったので引用する。

わかったこととわからないことの比率
…(略)… しかし、世の中には、何でもわかったような気になってツマラナクなる人も多い。話していてつらいのは、体験や知識が増えたことで、自分はわかっていると思っている人である。…(略)…一つ「わかる」の枝が伸びると、そこから十の「わからない」の枝が伸びる。そのようなイメージで生きていれば、脳のオープンエンド性をいきいきと保つことができる。[クオリア日記より引用]

随分昔から、小中学校で、デザイン(観察→発見→アイデア創出→アイデア展開→プレゼンテーション)の授業を取り入れた方がいいと感じていたけれど、深澤さんの授業を見て確信した。子ども達の能力と脳力に「デザイン思考」と「デザインワーク」は間違いなく利く…そういう思いがより増した。


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